シンガポールから旅行客続々山形県へ 3、4月も4本、県などの誘客活動が結実

 


 東日本大震災後初となるシンガポールからの団体ツアーが20日、山形―羽田空港の定期便を活用して本県入りすることが16日、分かった。3、4月にはさらに4本のツアーが催行される。県や山形空港利用拡大推進協議会による誘客対策の強化、現地での旅行博への出展、さらに吉村美栄子知事のトップセールスといった一連の事業の積み重ねが奏功した形だ。

  ツアーは最大で県内に4泊し、5本合計で延べ約300人が宿泊する予定。2013年のシンガポールから本県への旅行者の延べ宿泊者数は360人、立ち寄りを含めた総旅行者数も393人。今回の5本で1年分に近い規模となる。

  県は観光や県産品の売り込み先として東南アジア諸国連合(ASEAN)を新たな重点市場と捉えている。中でもシンガポールは富裕層が多く、マレーシアなど周辺国への波及効果が期待できる。山形―羽田便の2便化で利便性が向上したこともあり、本年度当初から羽田乗り継ぎでの商品造成を現地旅行会社に働き掛けてきた。

  その結果、昨秋から今回の山形行き商品の一つが造成・販売され、県などは現地で旅行エージェントに観光素材を売り込んだ上で昨年8月に旅行博に出展。11月にトップセールスと食・観光の一体的プロモーションを行ったことが効果的な情報発信につながった。

  本県へのツアーを販売する旅行会社は、JTBシンガポールと現地最大手のチャンブラザーズ・トラベルの2社。「発信、販売力の強い会社とパイプができたことも今後につながる」と県交通政策課は分析する。

  20日からのツアーは20~30人が参加予定。蔵王の樹氷や銀山温泉、最上川舟下りのほか新潟や会津、東京を周遊する。3月は2本で蔵王の樹氷や山寺、加茂水族館、羽黒山を巡って東京も観光する。4月は2本で桜前線を追い掛けるように置賜さくら回廊や角館(秋田県)を観光し、函館空港(北海道)から出国する。

  いずれも羽田経由で山形入りするものの、組み合わせる県外素材はそれぞれ。出国空港が異なる例もある。現地旅行会社からは、本県を加えると多彩なコースが組めると評価されているという。同課は「羽田乗り継ぎなら、王道観光地の東京に寄りつつ1時間で県内に足を運べる。今回開拓したルートを太く拡大していきたい」と話していた。

 

★山形空港(やまがたくうこう)は、山形県東根市にある特定地方管理空港である。愛称は、「おいしい山形空港」である。

 

概要
南北に長い山形盆地の中北部、最上川右岸(東岸)にあり、南北方向の滑走路を擁する。滑走路東側に沿うように国道13号やJR山形新幹線・奥羽本線(愛称山形線)が並走しており、県庁所在地の山形市から北に約20kmの距離にある。最寄ICは、東北中央自動車道・東根IC。

年間利用客数は、1991年に約70万人でピーク[注 1]となった後、ドル箱路線の東京便と競合する山形新幹線が山形駅まで開通すると1992年から減少に転じ、さらに1999年の新庄駅延伸でその傾向に拍車がかかり、国内117,047人、国際1,147人(2012年度)と、ピーク時の4分の1以下となっている。利用者の減少に歯止めをかけるため、県は各路線利用客への運賃助成などを行っている。

滑走路は開業当初1200mで、1973年に1500m、1981年に2000mと延長されてきた。国際定期路線誘致のため、県は滑走路の2500m延長を計画しているが、旅客数の減少に加えて仙台空港との旅客争奪競争もあるため、計画は凍結されている。

山形空港ターミナルビルの500mほど北側には、山形県消防防災航空隊(地図、防災ヘリ「もがみ」が所属)、および、山形県警察航空隊が位置する。

また、国道13号および奥羽本線を挟んで隣接する神町駐屯地(地図。陸上自衛隊東北方面隊隷下の第6師団が所在。南東北3県を管轄する)の第6飛行隊(地図)の飛行場としても使用されている。そのため、山形県村山市にある「大高根演習場」など、第6師団管区での訓練に参加する全国の自衛隊の移動でよく利用されている。

就航路線
航空会社が2社以上の路線は、最前の航空会社の機材・乗務員で運航する共同運航便(コードシェア便)。


 


 滑走路を走行する日本航空機日本航空 (JAL) (ジェイエアの機材・乗務員で運航) 東京国際空港(羽田空港)
大阪国際空港(伊丹空港)

フジドリームエアラインズ (FDA) ・ 日本航空 (JAL) 愛知県営名古屋空港

 

空港を使用する機関
山形県警察航空隊:アグスタA109E「がっさん」(JA80GT)。ベル型退役に伴いアグスタ機が導入された[22]。
山形県消防防災航空隊:AS365N2「もがみ」(JA98YA)
陸上自衛隊第6師団第6飛行隊:OH-6D・UH-1

アクセス

2009年に山形駅と山形空港を結んでいた山交バスの空港バスが廃止となり、それ以降は予約が必要な乗り合いタクシーのみの運行となったが、2014年3月29日から山交ハイヤーによる山形駅東口~山形空港間のシャトルバスが運行されることになった。

シャトルバス
山形駅東口~十日町角バス停(日本生命山形ビル前)~山形県庁前バス停~山形空港(山交ハイヤー) 予約不要。山形空港と山形市内を約25分、山形空港とJR山形駅を約35分でむすぶ。


乗合タクシー
山形空港ライナー:東根市(東根交通、神町タクシー)・天童市(天童タクシー、山交ハイヤー)・村山市(楯岡交通、村山タクシー)・寒河江市(中央タクシー、寒河江タクシー)・河北町(葉山タクシー)(予約制)

鉄道
東日本旅客鉄道(JR東日本) さくらんぼ東根駅(山形新幹線、奥羽本線/山形線):西口から空港ターミナルビルまで3.6km(直線距離2.4km)
神町駅(奥羽本線/山形線):空港ターミナルビルまで3.9km(直線距離1.1km ⇒ 参照)
乱川駅(奥羽本線/山形線):空港ターミナルビルまで4.5km(直線距離2.7km)


自動車
東北中央自動車道・東根ICから2.4km
山形市役所から国道13号経由で21.0km

その他
全日本空輸(現在は撤退)の東京国際空港線にナローボディのジェット機が多く投入された経緯もあり、ボーイング727のラストフライト(1990年4月27日)、エアバスA320のファーストフライト(1991年3月19日)、ボーイング737(初期型)のラストフライト(1992年8月31日)、と実に3年連続3度も同社機材に関するメモリアルフライトの舞台となった。

1992年、南西航空(現日本トランスオーシャン航空)が、拠点の沖縄県に発着しない唯一の、名古屋空港線を開設した。1995年に日本航空に移管され、以降日本トランスオーシャン航空は全便沖縄県発着となっている。